岡本裕子は1957年に日本で生まれた。

東京の武蔵野美術短期大学で絵画を学んだ後,版画を専門に学ぶために創形美術学校に入った。初個展は1981年に東京で « The Sweaters » を開催した。1982年以来日本版画協会会員となり、後にパリに住みだして数年後に脱会。

岡本は日本,フランス,イタリアとカナダで展覧会をしこの間彼女の版画は数々の賞を受賞した。あまりにも早く五十才で亡くなった日本人版画家岡本裕子は実に豊かでオリジナリティーのあるデッサンとエッチング版画を3000点以上も残した。

 

2001年秋に彼女は若い頃からの夢を実現してパリに居を移した。彼女としては初めて自然をテーマにした樹,葉,植物のデッサンと版画の新しいシリーズにとりかかった。シャビール市立の共同アトリエと後にパリのシテデザールのアトリエで版画を製作した。
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がHIGUREギャラリー、東京、日本 – 展「マイカレンダー」 – 2006

2007年、サントゥーアン市のアトリエを割り当てられ居住、仕事空間の準備を終え、同年日本での個展のため帰国し東京滞在中に実家で突然に亡くなった。
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Saint-Ouenの、フランスのワークショップ

彼女の作品は主に三つのテーマを中心に展開される。
  • Chair 丹念に彫り込んだ細かい幾何学的模様の布地に包まれた丸い形状、空席の椅子を表現している。
    « 不確かな期待を喚起する存在や永遠の欠如 »
  • Sweaters  編み目の細かなメッシュを表現している。
    « 内省と 素材とアーチストとの孤独な対話の作業 »
  • Nature  フランスにて彼女はついに植物に接近し身近な生物に関心を持った。
    « 想起に必要な本質に戻るように 素材の単純化・図案化を表現 »
繊細かつ洗練された,岡本裕子の版画はその完璧さと粘り強さの精神を反映している。